美と空間・系譜西洋建築の歴史

 美と空間の系譜・西洋建築の歴史
 様式の二つの流れ

 二つの世界:ニース附近~フランスとイタリアの国境に沿って北上し、スイスを東西に横断してオーストリアのウィン盆地にいたる、全長ほぼ1000kmに及ぶ山脈をアルプス山脈と言っている。標高4000m級の高峰を連ねるこの急峻な山脈は、歴史的・文化的にヨーロッパを二つの世界に分けてきたのである。地中海世界とアルプスの北側の世界である。今日のヨーロッパ文化は、この二つの世界がそれぞれ独自に生み出した二つの文化に、源を発すると言われる。河の流れに例えれば、古代地中海世界に発し成熟した<古典文化>の流れは、ギリシア、ローマ帝国滅亡後、アルプス以北の世界で生まれ成長しつつあった<中世キリスト教文化>の力強い流れに河床を譲る。しかし、古典の水脈は枯れることなく、ところどころで湧き水をつくりながら伏流となって中世を生き延び、ルネサンスのイタリアにおいて再び奔流となって地表に噴出し、キリスト教文化の流れに覆いかぶさる。

 合流した二つの流れは、ときに表層流となり、時に底流となりながらも、しだいに混じり合って今日まで下がってきたのである。

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茶道『カレンダー写真についての参考』

茶道には千利休がいた。切腹後=表千家・裏千家が出来た。

茶道・「お茶をたしなべば」初めてのお茶・基本の割りげいこ
普通茶道には千利休がいた。切腹後=表千家・裏千家が出来た。
「いったい、茶の湯のうえで心得ておくべき、最も大切なことはなんでしょうか」と、 茶祖・千利休は、弟子の一人から質問を受けた・・・
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神道――日本の正統「宗教」

神道とは何かこの問題に明確に答えるのは難しい。

神道は、日本人の固有の信仰であり、一般的に言えば、故小野祖教博士がその著書Shinto: The Kami Way』で指摘したように、「神道は単なる宗教的信仰ではない、それは二千年以上間日本人の風習の一部となっている人々の態度、考え方、物事のやり方の総体である。このように神道は・・・
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環濠集落:弥生都市

弥生都市をめぐる議論

1990年代に、一部の考古学者の中から「弥生都市論」が発表されて大きな話題になった。
弥生時代の代表的遺跡が発見された。佐賀県吉野ヶ里遺跡である。この遺跡の環濠が発掘された時には「耶馬台国の候補地」とか「弥生都市」といった見出し等が新聞紙上を賑わした。
しかし、・・・
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カレンダー写真・野外彫刻撮影の想い出

カレンダー写真・野外彫刻撮影の想い出

彫刻に興味を持ったきっかけは=近代美術館・朝日新聞「ミロヴィーナス」展(開催前の6人の写真家・照明である。(フラッシュ閃光=代用品である)準備1日・撮影1日。(昭和39年4月・1964年、この年は五輪である。)・・・
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仏教伝来・(仏像制作)=ヘレニズムと仏教

仏教伝来・(仏像制作)=ヘレニズムと仏教
(中央アジア・キルギスFilm・シルクロード)

バクトリアにおけるヘレニズムは、記録資料によって三期に分けられる。すなわち、(1)グレコ=バクトリア期(前329-前305年)、(2)セレウコス期(前305-前250年)、(3)グレコ=バクトリア期(前250-前145/130年)である。
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